5人組バンド、BUCK-TICKのボーカルの櫻井敦司さんが19日の23時19分、脳幹出血のため死去したというニュースが先ほど飛び込んできました。
享年57歳、若すぎます。まずはご冥福をお祈り致します。
あまり聞きなじみの無い脳幹出血という病気はどんな病気なのか?
櫻井敦司さん、BUCK-TICKはどういうバンドなのかなどをまとめていきたいと思います。
櫻井敦司さんの病気は脳幹出血だった
櫻井さんは19日、KT Zepp Yokohamaで行われたファンクラブ会員限定ライブ「FISH TANKer’s ONLY 2023」で体調不良を訴え、救急搬送され、そのまま亡くなられてしまいました。
脳幹出血という病気はどんな病気?
脳出血とは脳にはりめぐらされた血管が破れてしまい、脳の中に出血を起こす病気です。
脳出血が脳幹に起こると、「脳幹出血」と呼ばれます。脳出血全体のおよそ1割程度が脳幹出血とされています。
出血が少なく、軽症であれば以下のような症状が出ます。
軽症の症状例
・物が2重に見える
・顔の感覚や運動の障害
・手足の運動や感覚の障害
・運動失調:バランスが取れずにふらつきが起こる
・嚥下の障害
このような異変を感じたらすぐに病院に行きましょう。
出血が多い場合は、重篤な意識障害・呼吸障害をきたします。当初は意識あり、自発呼吸ありという状況でも、急激に悪化し、短時間で死に至ることもあります。
特に予後の悪い症例では、下記のような症状が認められます。
重症の症状例
・昏睡など重篤な意識障害
・異常な呼吸パターン
・瞳孔異常:瞳孔不同(左右の黒眼大きさが異なる)、縮瞳(黒眼が小さい)など
・除脳硬直:筋肉が過剰に緊張し、手足が伸びきった状態
・両手両足の麻痺
・中枢性高熱:体温調節の中枢の障害による高い熱
高血圧によって動脈硬化が進み、血管が脆くなってしまうため、脳幹の血管が破れてしまうことがあり、これが脳幹出血です。
脳幹出血の原因としては、高血圧の他にも、食生活の乱れ、運動不足、ストレス、喫煙習慣、糖尿病、高脂血症などがあります。
まとめ
BUCK-TICKは結成35周年を迎え、36年目に突入した矢先の訃報となってしまいました。
季節の変わり目なので血管系の病気を抱えてる方は気を付けましょう。改めて健康には気を付けようと思いました。
櫻井敦司さんのご冥福をお祈り致します。